パワーストーンをお守り代わりに身に着けているという方も多いのではないでしょうか?
パワーストーンを取り扱っているショップも相変わらず多いのですが、そういったショップでは浄化アイテムとしてホワイトセージを置いていることがあります。
浄化アイテムにもいろいろなものがあるのですが、今回はこのホワイトセージについてお話していきたいと思います。
そもそもホワイトセージとは?
そもそもホワイトセージとはどのような植物なのでしょうか?
ホワイトセージは花屋さんで一般的な植物の苗として売られていることもあるのですが、どちらかというと収穫後に乾燥させたものを見かけることのほうが多いでしょう。
もともとホワイトセージはアメリカのカルフォルニア原産の植物で、シソ科に分類されます。
天然のハーブなのですが、今のように浄化アイテムとして取り上げられる随分前から神聖なハーブ、浄化をもたらすハーブ、薬草としても親しまれてきました。
ホワイトセージとネイティブアメリカンの関係
ホワイトセージとネイティブアメリカンには深い関係性があります。
ご存知のようにネイティブアメリカンというのは、アメリカ合衆国の先住民族のことです。
おそらくホワイトセージの力に最初に気づいたのは、ネイティブアメリカンでしょう。
ネイティブアメリカンがホワイトセージを使い始めたのは、西暦1000年よりも前からだという話があります。
ネイティブアメリカンは現代人が忘れてしまった「人間も自然の一部である」という当たり前の事実をしっかりと理解していました。
だからこそ、自然を敬い、自然と共存していました。
その中でさまざまな儀式が生まれ、その儀式で使われていたのがホワイトセージだったのです。
ネイティブアメリカンは儀式で精霊や先祖を呼び込むためにホワイトセージを使っていたと言われています。
もちろん、ホワイトセージ以外にもさまざまな植物、ハーブが使われていましたが、その中でも特に強い浄化力を持っているとされていたのがホワイトセージだったのです。
ホワイトセージを使ったスマッジングとは?
ホワイトセージでの浄化というのは、主にスマッジングという方法をおこなっていきます。
これは先で触れたネイティブアメリカンもおこなっていた方法です。
スマッジというのは「燻す」を意味する「smudge」から来ており、ホワイトセージを使う場合にはホワイトセージを燻したときの煙を使って浄化をおこなっていきます。
浄化用のホワイトセージは貝などとセットになっているものもあるのですが、これはネイティブアメリカンの四大要素である「水」「地」「火」「風」に関係しています。
アワビ貝であるアバロンシェルで「水」を表し、その上に「地」を表すホワイトセージを置き、「火」を表す炭や炎によって燃やし、「風」で煙を仰ぐのです。
四大要素を取り入れたスマッジングを通して、母なる地球とつながるわけです。
ホワイトセージを燃やした後には灰が残りますが、その灰にも浄化作用があるとされています。
ホワイトセージはいろいろなものの浄化に使えるオールマイティー
ホワイトセージは空間や心、パワーストーンと本当にいろいろなものの浄化に使っていくことができます。
空間を浄化する場合、嫌だなと思う空間でホワイトセージの煙で浄化しましょう。
煙が行き渡ってから、窓を開けると煙と一緒に悪いものが出ていくと言われています。
実際に、窓を開けるのと同時に黒い何かが外へ出ていったといった話をする方もいます。
浄化後は、風のないところで煙が真っ直ぐ上がるようになるかどうかを浄化の目安とする方もいます。
また、心を浄化したい場合には、自分自身がホワイトセージの煙を浴びるような感覚でその香りをしっかりと感じてください。
そして、パワーストーンを浄化したい場合には、パワーストーンをホワイトセージの煙に何度かくぐらせるような感じで浄化していきます。
パワーストーンの浄化には水や塩、太陽光など他にもいろいろな方法があるのですが、石の性質によっては向かない浄化方法もあります。
そういった中でホワイトセージでの浄化方法というのはほとんどのパワーストーンに使えるとも言われています。
ちなみに、浄化にあたってはホワイトセージにも質があります。
例えば、栽培にあたって農薬が使われているホワイトセージは農薬によって浄化の力が弱まっていると考えられており、無農薬で栽培されたホワイトセージのほうが浄化の力は強いとされています。
高品質な無農薬のホワイトセージで浄化をおこなっていきましょう。
まとめ
今回はホワイトセージによる浄化についてお話しました。
空間から心、パワーストーンまでオールマイティーに活躍してくれる浄化アイテムなので、是非活用していきましょう。