恋愛成就のパターンにもいろいろなものがありますが、周りの友人や知人に協力してもらうといった話はよく見聞きするものです。
もし周りに協力してもらって恋愛を有利に進めていきたいと思っているのであれば、ウィンザー効果について知っておくといいでしょう。
今回は周りにも協力してもらう心理的な恋愛テクニックとしてウィンザー効果についてお話していきたいと思います。
そもそもウィンザー効果とは?
そもそもウィンザー効果とは、どのようなものなのでしょうか?
ウィンザー効果というのは、本人が直接訴えかけるよりも第三者を介して訴えた情報のほうが信頼性が増すという心理効果のことを指します。
例えば、パン屋さんが「うちのパンはおいしいですよー!」と宣伝するよりも実際にそのパン屋さんでパンを買った一般のお客さんが「あそこのパン屋さんのパン、おいしかったよ~」と話したほうが効果的といった具合です。
今は商品の購入やサービスの利用にあたって口コミをチェックする方も多いでしょうが、その商品やサービスに関する良い口コミで購入や利用を決断するというのもまさにウィンザー効果によるものなのです。
どちらかというとマーケティングなどの分野でよく活用されています。
こういった心理効果の名前というのは学者の名前に由来するものも多いのですが、ウィンザー効果に関しては意外なことに小説の登場人物に由来しています。
アーリーン・ロマネスの「伯爵夫人はスパイ」という小説があるのですが、この作品の中にはウィンザー伯爵夫人が登場します。
ヨーロッパの上流貴族の社交界を舞台にした自伝的スパイ小説なのですが、物語の中でウィンザー伯爵夫人が「第三者の褒め言葉がどんなときも一番効果があるのよ、忘れないでね」と言うシーンがあり、これがウィンザー効果の由来になっていると言われています。
ウィンザー効果を恋愛テクニックとして使うには?
では、ウィンザー効果を恋愛テクニックとして活用していくためにはどうすればいいのでしょうか?
基本的には周りの友人や知人に協力してもらうことになるのですが、考えられるのは主に2パターンです。
ひとつは自分の友達や知人に協力してもらうというパターン、もうひとつは意中の相手の友達や知人に協力してもらうパターンです。
自分の友人や知人に協力してもらう場合には、友達や知人だからこそ知り得る魅力のようなものを会話の中にさり気なく織り込んでいくという形になるでしょう。
意中の相手の友人や知人に協力してもらう場合には、まずは相手のことが好きであるということを伝えた上で協力を要請することになります。
その上で、「あの子っていいよね」といった具合におすすめしてもらう形になるでしょう。
「あの子は優しい」「あの子はいい子だ」「あの子は料理上手だ」「あんな子が恋人だったら幸せだろうな」……このように周りが絶賛することによって、相手も良い印象を抱くようになりますし、「周りがこれだけ言う子なら……」と興味を持つようになると考えられます。
人間とは不思議なもので、最初はまったく興味のなかった対象であっても周りからの評判が良いとそれだけで気になってしまうものなのです。
世の中には縁結びを得意としている方もいますが、そういう方もこういったウィンザー効果で人と人との縁を結んでいるというケースが多いです。
ウィンザー効果における注意点
ウィンザー効果というのはうまく活用することで絶大な効果を発揮してくれます。
しかしながら、恋愛でウィンザー効果を活用していく際には注意点があります。
それは相手に違和感を抱かせないようにすることです。
あくまでも自然におすすめしてもらうことが大切なのです。
例えば、周りが突然「あの子はいいぞ!」と言い出すと場合によっては相手が警戒してしまいますし、「外堀から埋められてる……」と逃げ出してしまう可能性があるのです。
なんとなくそういう話を聞いて、なんとなく意識し出すようになるというのが理想です。
また、協力をお願いする友人や知人選びも慎重にする必要があります。
口の軽いタイプに協力をお願いすると「あの子、あなたこと好きらしいよ」とバラされてしまう可能性がありますし、嘘が下手なタイプだと相手に違和感を与えてしまう可能性もあります。
この点にも注意が必要です。
まとめ
今回は周りにも協力してもらう心理的な恋愛テクニックということでウィンザー効果についてお話しました。
友人や知人に協力してもらうということでいくつか注意点はありますが、うまく活用することができれば恋愛をかなり有利に進めていくことができるでしょう。
是非活用していきたいテクニックのひとつです。