あなたは
「人を思い通りに動かしたい」「物事が自分の思い通りに動いたら良いのに!」
と思うことはありませんか?
ラベリング効果という心理テクニックを使えば、その願いは叶うかもしれません。
この記事では、恋愛でもビジネスでも使える心理テクニック「ラベリング効果」について紹介していきます。
ラベリング効果とは?

ラベリング効果とは、単刀直入にいうと
物事や人に対してレッテルという「ラベル」を貼ることによって、その相手は無意識のうちにそのレッテル(ラベル)通りの行動をしてしまうこと
をいいます。
要するに、ラベリング効果は人間は貼られたラベル(レッテル)によってその人の性格や行動が決定されるという効果ということになります。
ちなみに…
このラベリング効果(理論)は、社会学者のハワードベッカーが提唱した理論です。
ハワードベッカーは、犯罪などの社会からの逸脱行動は、そういった性質を元から持つ者が行うのではなく、社会や周囲が「逸脱者である」というレッテルを貼ることによって生じるという理論を提唱しました。
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ラベリング効果の身近な例

トイレに「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」という紙が貼られているのを見たことがありますよね。
これは「綺麗に使っていただきありがとうございます」と事前に提示することによって、「綺麗に使わなきゃ」とトイレの利用者に無意識のうちに行動させる「ラベリング効果」が使われているのです。

また、「血液型診断」もラベリング効果の一例といえるでしょう。
「A型は几帳面」「B型は変わり者」など言われることで、A型の人は無意識のうちに自分は几帳面だと思い、B型の人は自分のことを変わっていると思うようになるのです。
「男性は機械や車が好き」「女性は几帳面」、また「男らしい」「女らしい」といった言葉やフレーズも、身近なラベリングの一つといえるでしょう。
ちなみに…
ラベリング効果はポジティブな影響もネガティブな影響も含む名称ですが、ポジティブ効果のネガティブな面を特に「ゴーレム効果」と呼ぶこともあります。
「ゴーレム効果」とは、人は悪い方向に行動することを期待されると、その期待された通りの悪い方向に流れてしまうという傾向のことをいいます。
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ラベリング効果を使うにはどうすればいい?
では、ラベリング効果を実際に使うにはどのように行動すればいいのでしょうか?
恋愛で使う場合
恋愛でラベリング効果を使う場面では、「自分自身にラベリング効果を使う場合」と「相手にラベリング効果を使う場合」の2パターンが考えられます。
自分自身にラベリング効果を使う場合

恋愛において自分自身にラベリング効果を使う場合は、「自分に言い聞かせる」「思い込ませる」行動を行います。
例えば、もっと異性にモテたい!と思っている場合、「自分はモテる」「モテモテで相手を選び放題だ」と自分に言い聞かせるのです。
自分に言い聞かせることで、自然とそれに見合った行動をするようになります。自分に自信をつけるということですね。
「自分自身にラベリング効果を使うのは少しハードルが高い…」と思った方は、次の「相手にラベリング効果を使う」方法をまず実践してみてください。
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相手にラベリング効果を使う場合

恋愛面で相手にラベリング効果を使う場合には、少し視点を変えて言葉にして伝えます。
例えば、片思いの相手と距離を縮めたい場合には
相手の特徴:少し自分に対して自信がなさげな子
ラベリング効果の実践:「一緒にいるとき、いつも楽しそうな笑顔がほんとかわいいね」と伝えることで、相手は「この人と一緒にいるときの自分は楽しそうなんだ」と感じ、もっと一緒にいたいと感じさせることができる
また、付き合っている相手に対して不満があり、うまく相手に伝えて解消して欲しい場合にも有効です。
悩み:もっと自分とのデートに時間を割いて欲しい
ラベリング効果の実践:相手に「忙しい中、自分との時間を作ろうとしてくれるところが好きだよ」「少しでも一緒にいる時間を長くしようとしてくれるのが伝わってきて嬉しい」と言葉にして定期的に伝える
こうしてみると、ラベリング効果とは「ネガティブなことでもポジティブな言葉に変えて伝える」「いいことはもっとそれを増幅できるように言葉にして伝える」技術だということが分かりますよね。
言葉一つで相手への伝わり方はグッと変わります。
一対一のコミュニケーションが大切な恋愛の場面ではとても有効に使える心理学テクニックです。
ビジネスで使う場合
ビジネスでラベリング効果を使う場面でも、「自分自身にラベリング効果を使う場合」と「相手にラベリング効果を使う場合」の2パターンが考えられます。
自分自身にラベリング効果を使う場合

自分に有利な様にビジネスの場面を進めるために、自分にとってメリットとなる肩書きを設定して自分に有利なラベルを貼りましょう。
客観的に見て、まだ自分にその肩書きを名乗れるような能力がなくても構いません。
とにかく、自分に(自分がなりたい)肩書きをつけてしまいましょう。
そうすることで相手も「こんなことができる人なんだ」という目で自分に接してくれますし、また肩書きをつけることで自分自身も自然とそれに見合う中身を備えられるように行動できるようになります。
相手にラベリング効果を使う場合

例えば、自分が人を指導する立場であり、人を動かしたり成長させなければならないポジションにいるとします。
そういった場合も、うまくラベリング効果を使うことで人を成長させ、動かすことができます。
例えば、自分が部下を指導している場合なら
【長所をさらに伸ばす】 例:視野が広く気が利く部下については、「いつも周りが見えているね」と声かけを続けることでより周囲への気配りができる人になる 【短所を改善する】 例:自信なさげな部下に対しては「最近自信がついてきたね!その調子」と声かけをすることによって、だんだん自信を持つことができるようになる
という風にラベリング効果を使うことができます。
会社の組織において、「部長」「課長」などと肩書きを設定するのも、そのような肩書きを与えることによってそれに見合った能力や行動をするように自然と働きかける効果があるからなのです。
ラベリング効果を使う上での注意点

ラベリング効果は良い方向に使えば、うまく自分や相手に良い影響を与えることができますが、ラベリングのやり方次第ではマイナスの方向に自分や相手を動かすことにもなりかねません。
いわゆる「レッテル貼り」のような悪い印象付けは、相手にマイナスの影響を与えることもあります。
自分の言葉次第では相手を傷つけ、相手に重大なダメージを与えてしまうこともありますので、「ラベリングの効力」すなわち「言葉や声かけの持つ力」をよく考え言葉を選んでラベリングをしましょう。
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心理テクニックを使って有利に♪

この記事では、心理テクニックの一つ「ラベリング効果」について詳しく紹介しました。
ラベリング効果はビジネスの場面でも恋愛の場面でも使える心理テクニックであり、また自分自身に対しても相手に対しても使うことができるテクニックです。
日本には「言霊」という言葉がありますが、このラベリング効果はそれに似ているところがあります。
言葉は、知らないうちに私たちの感情や行動に影響を与えています。
自分が望む未来をゲットするために、自分にも相手にもどんどんラベリング効果を使って物事をいい方向に進めていきましょう♪
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