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吊り橋効果とは?相手をドキドキさせるシンプルな恋愛テクニック

最近では心理学の人気が高まっており、いろいろな心理的なテクニックについて見聞きする機会が多くなりました。

その中でも特に馴染み深いのが吊り橋効果です。

吊り橋効果については心理学の人気が高まる前から知っているという方も多いのではないでしょうか?

今回は相手をドキドキさせるというシンプルな恋愛テクニックとして吊り橋効果についてお話していきたいと思います。

そもそも吊り橋効果とは?

吊り橋効果についてはご存知の方も多いでしょう。

恐怖や不安を一緒に体験した相手に対して恋愛感情を抱きやすくなるという心理的効果のことを指します。

1947年に社会心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンがおこなった実験によって実証されています。

ダットンとアロンは、「感情が認知より先に生じるのであれば、間違った認知に誘導できる可能性がある」と考えて一般的にもよく知られている恋の吊り橋実験をおこないました。

この実験で対象となったのは18歳から35歳までの独身男性で、バンクーバーにある高さ70メートルの吊り橋と揺れない橋の2か所でそれぞれおこなわれています。

実験ではそれぞれの橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけました。

その際に「結果などに関心があるなら後日電話をください」と電話番号を教えたところ、吊り橋を渡った男性のほうがより多く電話をかけてきたのです。

揺れる橋を渡ることで生じたドキドキ感や緊張感がその女性への恋愛感情と誤認され、結果として電話がかかってきやすくなったのではないかということがこの実験から考えられるわけです。

この実験のことがあるからこそ吊り橋効果は「恋の吊り橋理論」とも呼ばれているのです。

よく知られている心理的効果だからこそ、うさんくさいと思っている方もいるかもしれませんが、この吊り橋効果に関しては「ジムで知り合って」「同じ部活で」「一緒に仕事をするようになって」など身近なところでも思っている以上に多く見られるものでもあります。

吊り橋効果を恋愛テクニックとして使うには?

では、吊り橋効果を恋愛テクニックとして使うにはどうしたらいいのでしょうか?

確かに吊り橋のあるデートスポットなどに行くのもひとつではあるのですが、実は吊り橋効果の肝となってくるのは「一緒にドキドキする」という部分です。

つまり、一緒にドキドキすることができれば、吊り橋に限らず何でもOKなのです。

例えば、一緒にジェットコースターに乗る、一緒にお化け屋敷に行く、一緒にホラー映画を見る、一緒に運動をする、一緒にスポーツ観戦をする、一緒にゲームをする、一緒にライブへ行くなどいろいろなパターンが考えられます。

心拍数の上昇や慣れないことをする緊張感といったものが恋愛感情によるドキドキと錯覚しやすくなります。

また、相手だけをドキドキさせるのも効果的なので、一緒にお酒を飲める仲なのであればお酒を飲むのもいいでしょうし、普段カジュアルな服装をしている方が突然色っぽい服装をするといったことでもいいでしょう。

「この人といるとドキドキすることが多いな」というシチュエーションを作り出すことができれば、相手がそのうち、そのドキドキを恋愛感情だと錯覚するようになるかもしれません。

吊り橋効果の注意点

吊り橋効果にはひとつ注意点があります。

それは効果が長続きしないという点です。

例えば、仮に相手と一緒にホラー映画を見たとしましょう。

相手はホラー映画のドキドキ感を恋愛のドキドキ感と錯覚して、「この人のことが好きなのかもしれない……」と思うようになるかもしれません。

ただ、その錯覚というのは1か月も1年も続くわけではありません。

継続したとしても1週間程度です。

そのため、吊り橋効果を狙うのであればその効果が持続している1週間くらいの間にまた新しいアクションを起こさなければいけないのです。

ホラー映画でドキドキしたら、その日のうちに「来週はスポーツ観戦をしない?」といった形で次の約束を取り付けるといいでしょう。

持続する期間が短いからこそ、次の一手が大事になってきます。

また、一部では吊り橋効果には見た目も影響するという話もありますので、相手に好印象を与えられるような見た目を意識することも忘れないようにしましょう。

まとめ

今回は相手をドキドキさせるシンプルな恋愛テクニックということで吊り橋効果についてお話しました。

吊り橋効果でポイントになってくるのはドキドキ感なので、いろいろなアプローチで相手をドキドキさせるようにしましょう。

ただし、吊り橋効果というのは長続きするものではありません。

相手をドキドキさせることができたら、すぐに次の一手を考えて、恋愛を有利に進めていきましょう。

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