恋愛対象にはならないタイプだったのに、相手からのアプローチで気づいたときには好きになっていた……という話はよく見聞きするものです。
実はこれには好意の返報性というものが働いています。
今まさに片思いをしているという方であれば、この好意の返報性というものを恋愛テクニックとして活用していきましょう。
今回は好意をそれとなく伝えることで相手からの好意を引き出せる好意の返報性についてお話していきたいと思います。
そもそも好意の返報性とは?
そもそも好意の返報性というのはどのようなものなのでしょうか?
自分以外の誰かから「好き」「愛している」といった好意を向けられると、自分も同じように「好き」「愛している」といった好意をその相手に返したくなる……これが好意の返報性と呼ばれるものです。
もともと人の心には、何かをしてもらったら何かお返しをしたくなるという法則があります。
例えば、自分が困っているときに助けてもらったら、その人が困っているときに助けてあげよう、もしくは別の形で何かお返しをしようと思うものです。
同じように人から好意を寄せられると、その好意に応えようとしてしまうのです。
性別や年齢に関係なく、人は自分に好意を抱いている人を好きになりやすい傾向にありますが、これはまさに好意の返報性によるものなのです。
好意の返報性を恋愛テクニックとして使うには?
では、好意の返報性を恋愛テクニックとして使うにはどうしたらいいのでしょうか?
好意の返報性を恋愛テクニックとして使う場合には、対象となる相手とコミュケーションがとれるという部分が前提となってきます。
要は、問題なくコミュニケーションのとれる関係性であることが大事なのです。
もしまだコミュニケーションをとる段階まで来ていないのであれば、まずは問題なくコミュニケーションのとれる間柄になりましょう。
コミュニケーションがとれるようになったら、相手に対してさりげなく好意を伝えていきます。
好意を伝えるというと多くの方が告白することを思い浮かべてしまうかもしれませんが、告白ではありません。
ここでポイントになってくるのは、あくまでも「さりげなく」好意を伝えることなのです。
今までの人生の中で「もしかしてこの人って自分のことが好きなのかな?」と思ったことはありませんか?
まさに相手にそう思わせるのが狙いなのです。
例えば、「さりげなく相手の名前を呼ぶ」「相手の話にいかにも興味津々という感じで耳を傾ける」「相手のことを積極的に褒める」といった具合です。
表情や態度、雰囲気などでそれとなく「あなたのことが好きなんですよ」と伝えることで好意の返報性が期待できるようになります。
あまり重々しいものだと相手が引いてしまう可能性がありますので、「このくらいの好意ならお返しできるかも」というくらいのアピールにしておきましょう。
ハッキリと言葉で伝えてしまうと告白になってしまいますが、相手への好意というのは言葉で伝えるのがすべてではないのです。
好意の返報性を活用する際の注意点
好意の返報性を恋愛テクニックとして活用していく際には、いくつかの注意点があります。
まず、相手から悪い印象を持たれている状態だと効果は期待できませんし、むしろ逆効果になってしまいます。
「嫌い」「怖い」「苦手」などネガティブな印象を持っている相手から好意を向けられると、誰だって嬉しくはありません。
最終的には相手に恐怖感などを抱かせてしまう可能性がありますし、今はストーカーなどの問題にも過敏な時代です。
相手から自分がどのような印象を持たれているのかを確認してからアクションを起こすようにしましょう。
また、好意の返報性に関してはタイミングにも注意が必要です。
仕事が忙しいとき、身内のことで何かとバタバタしているときなど余裕のないときに人から好意を向けられても、その好意に応える余裕はないでしょう。
好意を向けられたときにその好意に応えられるような状況、好意をお返しできるだけの心の余裕のあるタイミングで好意の返報性を狙っていくことが大切です。
まとめ
今回は好意をそれとなく伝える心理的な恋愛テクニックということで好意の返報性についてお話しました。
相手とコミュニケーションがとれることが前提にはなってきますが、うまくいけばかなり効果的な恋愛テクニックです。
好意の返報性を活用していくことによって、自分から告白するつもりだったのに相手のほうから告白されてしまったという展開も十分に考えられます。
相手との関係性や好意を向けるタイミングなどに注意しながら実践していきましょう。