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パーソナルスペースとは?物理的な距離から近づく心理的な恋愛テクニック

「パーソナルスペース」という言葉自体は見聞きしたことがあるという方も多いでしょう。

実はこのパーソナルスペースを意識しながら、相手との距離を物理的に近づけていくことによって恋愛を有利に進めることができるという話もあります。

今回は地理的な距離から近づく心理的な恋愛テクニックとして、パーソナルスペースについてお話していきたいと思います。

そもそもパーソナルスペースとは?

そもそもパーソナルスペースとはどのようなものなのでしょうか?

パーソナルスペースというのは、他人に近づかれると不快に感じてしまう空間のことを指します。

「パーソナルエリア」「個体距離」「対人距離」と呼ばれることもあります。

例えば、混雑するレジやホームで並んでいるときのことを思い浮かべてみましょう。

後ろに並んでいる見ず知らずの誰かが自分の真後ろにベタっと距離を詰めてくるとなんとなく嫌な気持ちになるでしょう。

もちろん、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、人との距離に敏感になっている部分もあるでしょうが、新型コロナウイルス感染拡大の影響がなくともやはり知らない誰かが近い距離で真後ろにいるというのは不快なものです。

ただ、これが親しい友人であったり家族であったりした場合には、そう不快には感じないはずです。

一般的にも親密な相手ほどパーソナルスペースは狭くなり、ある程度近づいても不快には感じないと言われています。

逆に、親密ではない相手やネガティブな印象を持っている相手に対してはパーソナルスペースは広くなり、近づかれると不快になりますし、離れていても視界に入るだけで不快感を抱くようなケースもあります。

パーソナルスペースは社会文化面での背景や民族としての性質、個人の性格や相手、性別によっても変わってくるのですが、大きく「密接距離(intimate distance)」「個体距離( personal distance)」「社会距離(social distance))「公共距離(public distance)」という4つのゾーンに分類できると言われています。

これらの4つの分類はさらに「近接相」と「遠方相」の2つにわかれるのですが、これらの分類は1966年にアメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホールによっておこなわれています。

ちなみに、日本では西出和彦氏が「排他域」「会話域」「近接域」「相互認識域」という4つの分類をおこなっています。

パーソナルスペースを恋愛テクニックとして活かしていくには?

では、パーソナルスペースを恋愛テクニックとして活かしていくにはどうしたらいいのでしょうか?
まず考えられるのは、相手のパーソナルスペースに入ってしまうというやり方です。

「そこまで親しくないのにいきなり相手のパーソナルスペースに入ったら嫌われそう……」と思う方もいるかもしれませんが、出会いの場においては相手のパーソナルスペースに入って印象を残すことが大切になってきます。

実際にモテるタイプの方は早い段階で自然に相手のパーソナルスペースへと入っていくものです。

隣に行って話しかけてみる、複数人での食事のときには正面や斜め向かいに座ってみるなどいろいろな形で相手のパーソナルスペースに入ってみてください。

もうひとつ考えられるのは、パーソナルスペースに入ってみたときの相手の反応をチェックするというやり方です。

例えば、スマートフォンの画面を一緒に見ているときにさり気なく距離を詰めてみて、相手が距離を取ろうとするかどうかを見てみましょう。

距離を詰めても相手が距離を取ろうとしないのであればパーソナルスペースに入っても嫌ではないくらいの好意を持たれていると考えられますし、相手が距離を取ろうとするのであればパーソナルスペースに入って嫌がられているということで心の距離はまだまだ遠いと考えられます。

パーソナルスペースを活かしていく上での注意点

パーソナルスペースを恋愛に活かす際には、いくつかの注意点があります。
ひとつは、パーソナルスペースにも個人差があるということです。

親しい相手であってもぐっと距離を詰められるのが嫌だという方もいますので、そういった個人差を無視して無理にパーソナルスペースに入り込もうとするのはやめておきましょう。

距離を縮めるどころか、嫌われてしまう可能性もあります。

また、今のご時世は新型コロナウイルス感染拡大の影響も考慮しておく必要があります。

感染者が増えているタイミングで距離を近づけようとすると、「何も考えていない無神経な人」と思われてしまう可能性もあります。

まとめ

今回は物理的な距離から近づく心理的な恋愛テクニックということでパーソナルスペースについてお話しました。

個人差があることや新型コロナウイルス感染拡大の影響も考慮して、相手との距離を縮めていきたいところです。

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