最近、Twitterのトレンドになったりテレビで取り上げられたりと話題になっている「友情結婚」。
話題度や注目度は上がっているものの、まだ「友情結婚」について詳しく知っている人は少ないでしょう。
今最先端ともいえる「友情結婚」とは?どんな人がするの?実際にした人の感想とは?
この記事では「友情結婚」の内容に迫っていきます。
友情結婚とは?
さて、「友情結婚」とはどういうものなのでしょうか?
友情結婚に特化した結婚相談所のサイトによると
友情結婚とは、恋愛関係にない者同士がお互いの利害の一致・考え方の一致等により、性愛はなくても、友情や愛情など様々な気持ちのつながりでwin-winな婚姻を結ぶことを言います。
https://www.colorusfsb.com/aboutfsb
一言でまとめると、「友情結婚」は
性行為をしたくない人・できない人同士がする、性行為なしの結婚
ということになります。
逆に言えば、性行為がないということ以外は、お互いが協力しあって日常生活を営んでいくという点で普通の結婚となんら変わりません。
人によっては、「友情結婚って偽装結婚じゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、友情結婚は偽装結婚とは区別されており、
偽装結婚(籍だけ・ビザ目的・金銭目的での結婚)とは異なり、多種多様な生き方がある中で、自分らしいライフスタイルを得るための選択肢の一つです。
https://www.colorusfsb.com/aboutfsb
と紹介されます。つまり、友情結婚は
性行為がないこと以外は、友情や愛情から信頼関係を構築し一緒に協力して生活していくという点で婚姻の意思があり、単なる金銭や戸籍目的の偽装結婚とは異なっている
ということになるのです。
どういう人が友情結婚をしている?
「友情結婚」は一言で言うと、性行為なしの結婚ということになります。
そのため、友情結婚を選択する人は
アセクシャル・・・他人に対して恋愛感情も性的欲求もない人 ノンセクシャル・・・他人に対して恋愛感情はあるが、性的欲求がない人
といった傾向がある方が多くなっています。
また、LGBTQの方で、異性と性的なことは希望しないけれども普通の家庭を持ちたいという方も友情結婚を希望する場合があります。
なぜ友情結婚するの?
「性的に好きでもない相手となぜ結婚するの?」と純粋に疑問に思う方もいますよね。
友情結婚する理由はもちろん様々ですが、代表的なものとしては
①周囲からの期待や目線を気にしたため ②性愛はなくても、生涯のパートナーが欲しいから
というのが挙げられます。
特にアセクシャルの方の場合、恋愛感情を抱くことはないため、結婚したいという欲自体は持ちにくいです。
ですが、恋愛感情はなくとも、人生のいろんな場面で協力しあえるパートナーや相棒が欲しいという方は多いですし、また周囲からの結婚への期待に応えたい、仕事上独身でいると変な目で見られるからパートナーが欲しい、という方も多くいます。
このような理由から、友情結婚を希望する方は意外と多くいるのです。
友情結婚の相手はどこに行けば会える?
いざ、自分も友情結婚をしたいと思っても、どこに行けば同じように友情結婚を希望する人と出会えるのでしょうか?
一般に、友情結婚を希望する人は
①TwitterなどのSNSで友情結婚垢を作ってSNS婚活をする ②恋活や婚活のサイト・アプリで見つける
ことが多いです。
友情結婚垢を作る方法
最近は「#Twitter婚活」などSNS婚活が流行していますが、友情結婚についても同じようなコミュニティが存在します。
あかり @abcdefgh 性別・年齢:女・30代前半 住所:都内 身長・体型:160cm・普通〜ややぽっちゃり お酒・タバコ:嗜む程度・吸わない 職業:事務 子供:どちらでも 趣味:ドラマ鑑賞・カフェ巡り 好きなタイプ:優しい方・穏やかな方 #Twitter婚活 #友情結婚
Twitterを見ると、このようなツイートをしている方が多く見られます。
デメリットとしては、どれくらいその人が本気で友情結婚を志望しているのかが分かりにくいということが挙げられますが、メリットとしては今すぐ手軽に始められます。
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恋活や婚活のサイト・アプリで見つける方法
友情結婚できる相手を、恋活や婚活のアプリで探す方も多いです。
恋活や婚活のアプリやサイトは色々なものがありますが、比較的新しいアプリ「Ciel」が特におすすめ。
この「Ciel」では、婚活だけでなく恋活や、友達探しまですることができるんです。
また、アプリ内でお金の価値観など、大切だけど聞きにくいことまで可視化されているのもおすすめポイント。
そのため、一般的な婚活のアプリやサイトよりも多種多様な価値観の人が集まっており、友情結婚の相手を探すのにもぴったり。
友情結婚を実際にした人の感想
では、実際に友情結婚をした人はどう思っているのでしょうか?
友情結婚をしてよかったと思っている方の体験談と、後悔している方の体験談の両方を紹介します。
友情結婚をしてよかった派
Aさん(30代・女性)
私はノンセクシャルで、ゲイの夫と友情結婚しました。夫には別のパートナーがいて、その件は合意の上で結婚しています。お互い一般的な家庭を持ちつつ、恋愛をしたい夫はして、したくない私はしないというスタイルを希望しての結婚だったので、毎日充実した日々を過ごせています。一般的な結婚や夫婦のカタチとは違うと思いますが、私は友情結婚というものがあることを知ってできてよかったと心から思っています。
Kさん(30代・男性)
僕は、友人でありながら家族でもあるという関係を希望し、友情結婚をしました。相手を見つける活動は簡単なものではなく、親族との付き合い方やお金、生活、性への価値観など向き合わなければならない問題は多かったように思います。ですが、理想的な相手を見つけて家庭を築いた今、毎日が充実しています。老後まで、自分が大変な時も含め、支え合って生きていける相棒がいるのは心強いです。
友情結婚をして満足している方の特徴としては、性的なことに嫌悪感があったり、同性のパートナーがいるけれども、一般的な家庭を持ちたい/支え合っていける相棒が欲しいという思いが強いというのが挙げられます。
また、事前にしっかり相手と向き合って、価値観の相違や希望することをすり合わせているのも満足している人の特徴です。
友情結婚をして後悔した派
Iさん(30代・女性)
条件が合って一緒に生活していける人と契約結婚のような友情結婚がしたいと考え、友情結婚しました。ですが結婚して実際一緒に生活してみると、私たち夫婦には共通の趣味もなければ生活習慣も異なっていたため距離が永遠に縮まらずずっとぎこちないままに。子供で結ばれているわけでもなく、お互いに深い愛情もないためずっと他人と暮らしているような気持ちで、正直後悔しています。
Hさん(20代・女性)
私はゲイの男性と友情結婚し、相手に別のパートナーがいることは合意の上で結婚しました。いざ結婚して一緒に生活してみると、夫は私に愛情がないため思いやりのカケラもないですし、しまいには夫のパートナーが家に居座るようになって私の居場所は完全になくなり破綻。お互いの利害関係が一致するからこそ行う友情結婚ですが、あまりにも相手に思いやりがないと破綻します。
友情結婚に後悔している人は残念ながら少なくありません。特に、女性側に後悔している人が多い印象が強いです。
しかし、後悔している人の体験談を見てみると、友情結婚自体が悪いのではなく、相手の選択が悪かったのではないかと思うパターンも少なくありません。
通常の結婚と違って愛情の後ろ盾がないためぎこちなくなりやすい友情結婚は、結婚を決める前に相手との価値観やスタイル、これからどうしていきたいかをかなり詳しく話し合って決断することが重要になってくるでしょう。
現代は多様な結婚の価値観がある
この記事では、最近SNSやテレビで話題になっている「友情結婚」について紹介してきました。
改めて、現代には多様な価値観があり、また多様な結婚スタイルがあることに気づかされます。
結婚において、何が正解というのはありません。
自分がどんな人生を送りたいのか、そしてどんな人と過ごしたいのかをしっかり理解し、向き合って相手を決めることが何よりも大切です。
ぜひ、この記事を読んで友情結婚に惹かれた方はチェックしてみてくださいね。
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